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不定期航路事業

不定期航路事業の許可・届出

1.旅客不定期航路事業
  一定の航路に旅客船を就航させて不定期に人の運送を行う事業
  1号許可と2号許可に分かれています。
  2号許可は小型船舶(総トン数20トン未満)のみを使用する場合で、
  1号許可は、2号許可に該当しない場合
2.内航一般不定期航路事業(旧:人の運送をする内航不定期航路事業)
  不定期に人の運送を行う事業。20f前後の小型プレジャーボートでもOK
3.特定不定期航路事業
  特定の者の需要に応じ,特定の範囲の人の運送をする旅客定期航路事業
  例:工事の元受下請間で運送契約を結び、その契約の範囲内の人のみを運送する場合等
4.外航貨物専用定期航路事業(旧:外航定期航路事業)
  本邦の港と本邦以外の地域の港との間又は本邦以外の地域の各港間において行う船舶運航事  業であって,対外旅客定期航路事業,外航貨物定期航路事業以外の事業
5.外航貨物専用不定期航路事業(旧:外航不定期航路事業)

お持ちの船舶で観光船や屋形船などを行う場合は「旅客不定期航路事業」又は「人の運送をする内航不定期航路事業」のいずれかになるかと思います。
なお、令和7年4月1日より事業区分や許認可等が大幅に変わっています。


第2号旅客不定期航路事業の許可

一定の航路に旅客船(13人以上の旅客定員を有する船舶)を就航させて人の運送をする事業を行う場合は航路ごとに許可を受けなければなりません。
なお,年に1〜3回しか使用しない航路であれば,わざわざ許可を取るのではなく,当該航路に関しては届出で済ませるなどやり方は様々です(花火見物などのシーズンものは特に)。

旅客不定期航路事業は下記の2つを除き,乗合い輸送が禁止されています。

  1.陸上と船舶その他の海上の特定の場所との間の航路(例:通船)
  2.起点が終点と一致する航路であって寄港地のないもの

「1」は通船を想像していただければわかりやすいと思います。
「2」は例えば,A地点出航〜A地点着としなければならないということです。
A地点出航〜B地点で旅客を乗降りさせて〜C地点で旅客を乗降りさせて → ×

上記のような乗合輸送をしたい場合は「定期航路事業」若しくは「人の運送をする内航不定期航路事業(年3日のみ)」の事業形態を併用する必要があります。

許可の要件は非常に厳しいものとなっています。

■営業に漕ぎ着けるまでの要件

許可を取得するまでには6ヶ月〜1年を見る必要があります。書類作成・収集・官庁での処理期間があります。
許可要件などは次のとおりです。

1.使用船舶,係留施設その他の輸送施設が航路における輸送需要の性質及び航路の自然的性質に適応したものであること。
2.事業計画が輸送の安全を確保するため適切なものであること。
3.前号に掲げるもののほか,事業の遂行上適切な計画を有するものであること。
4.事業を自ら適確に遂行するに足る能力を有するものであること。
5.事業の開始によつて船舶交通の安全に支障を生ずるおそれのないものであること。
6.下記の欠格事由に該当していないこと。
1.一年以上の拘禁刑に処せられ、その執行を終わり、又は執行を受けることがなくなつた日から起算して五年を経過していない者であるとき。
2.一般旅客定期航路事業の許可を受けようとする者が、許可の取消しの処分又は登録の取消しの処分を受けた日から起算して五年を経過していない者(当該許可等取消処分を受けた者が法人である場合においては、当該許可等取消処分を受ける原因となつた事項が発生した当時現にその法人の業務を執行する役員(いかなる名称によるかを問わず、これと同等以上の職権又は支配力を有する者を含む。)として在任した者で当該許可等取消処分を受けた日から起算して五年を経過していないものを含む。)であるとき。
3.一般旅客定期航路事業の許可を受けようとする者(法人に限る。)と密接な関係を有する次に掲げる法人が許可等取消処分を受けた日から起算して五年を経過していない者であるとき。

☆上記(1)の「執行を受けることがなくなった日から5年を経ない者」とは,執行猶予期間の満了を指すのではなく刑の時効の完成や恩赦法による刑の執行の免除などを指します。つまり,執行猶予の場合は当該猶予期間が満了すれば直ちに許可申請が可能です。
7.安全統括管理者を選任すること。下記要件全てに該当することが必要です。
1.事業運営上の重要な決定に参画する管理的地位にあること(役員・代表者など)
2.一定の実務経験
3.欠格事由に該当しないこと(法令の規定により解任され、二年を経過していない)
4.国家試験に合格し、資格者証を受有すること(令和8年度移行)
8.運航管理者を選任すること。下記要件全てに該当することが必要です。
1.次の枠内のイロハニのいずれかに該当すること(1つでOK)。
 船舶の運航の管理を行おうとする一般旅客定期航路事業に使用する旅客船のうち最大のものと同等以上の総トン数を有する旅客船に船長として三年又は甲板部の職員として五年以上乗り組んだ経験を有する者であること
 船舶の運航の管理を行おうとする一般旅客定期航路事業と同等以上の規模の旅客定期航路事業における船舶の運航の管理に関し三年以上の実務の経験を有する者であること。
 総トン数百トン未満の旅客船一隻のみを使用して一般旅客定期航路事業を営む者が選任する運航管理者にあつては,当該旅客船に船舶職員及び小型船舶操縦者法 の規定により船長として乗り組むことができる資格を有する者であること。
 一般旅客定期航路事業における船舶の運航の管理に関しイからハまでに掲げる者と同等以上の能力を有すると地方運輸局長が認めた者であること。
2.二十歳以上であること。
3.欠格事由に該当しないこと(法令の規定により解任され、二年を経過していない)
4.国家試験に合格し、資格者証を受有すること(令和8年度移行)

上記のうち,特に係留場所の確保・人的確保ができずに許可事業を断念する事業者が非常に多いです。
詳しくはご相談ください。

■無許可営業の罰則

三年以下の懲役若しくは三百万円以下の罰金に処し,又はこれを併科するとされています。


■旅客不定期航路事業の事業計画変更認可等

旅客不定期航路事業の許可を得た事業者が,事業計画を変更する時は国土交通大臣の認可を得なければいけないことになっています。

これは事前の手続きが必要であり,事後の届出ではないことに注意が必要です。
ただし,小さな変更であるとして法令であらかじめ決まっている内容の変更であれば,事後の届出でOKとされています。

例:旅客不定期航路事業の使用船舶旅客定員の変更
旅客定員の変更に関しては,その総数の10%以上の増減があった場合に事前の認可が必要で,10%未満の変更であれば事後の届出が必要になります。
(船舶検査証書記載の最大搭載人員の「旅客」になります)

例えば,最大搭載人員105名,船員5名・旅客100名・その他乗船者0名の場合,旅客の人数100名から10%を計算します。
旅客定員変更は構造変更や,保険代・桟橋代節約のために定員だけ変えた場合なんかが考えられるでしょうが,いずれの事由にせよ,例えば20人減らして80名になったような場合は事前の認可が必要です。
もしフライングして先にやってしまったような場合,最悪罰則も適用されかねませんので注意が必要です。
※当事務所が請け負った件については今までは始末書でなんかとなっておりますが。

事業計画変更認可

<海上運送法第十一条>
一般旅客定期航路事業者がその事業計画を変更しようとするときは,国土交通省令の定める手続により,国土交通大臣の認可を受けなければならない。ただし,国土交通省令で定める軽微な事項に係る変更については,この限りでない
2 第四条の規定は,前項の認可について準用する。
3 一般旅客定期航路事業者は,第一項ただし書の事項について事業計画を変更したときは,遅滞なく,国土交通大臣にその旨を届け出なければならない。

<海上運送法施行規則第八条>
法第十一条第一項 の規定により事業計画変更の認可を申請しようとする者は,次に掲げる事項を記載した事業計画変更認可申請書を所轄地方運輸局長に提出するものとする。

一  住所及び氏名
二  事業計画中変更しようとする事項(新旧の事業計画(変更に係る部分に限る。)を明示すること。)
三  変更の予定期日
四  変更を必要とする理由

事業計画軽微事項変更届出

< 海上運送法施行規則第八条の二>
法第十一条第一項 ただし書の国土交通省令で定める軽微な事項に係る変更は,次のとおりとする。
一  使用旅客船の船名,船舶の種類,船質,船舶所有者,主機の種類又は連続最大出力の変更
二  使用旅客船の総トン数,貨物積載容積,自動車航送に係る自動車積載面積,旅客定員又は航海速力の変更(それぞれの変更後の数値が,法第三条第一項 の許可を受けた際の事業計画(法第十一条第一項 の認可を受けた事業計画がある場合は,当該事業計画)に記載されたものよりも十パーセント以上増加し,又は減少することとなる場合の変更を除く。)
2  法第十一条第三項 の規定により軽微な事項に係る変更の届出をしようとする者は,次に掲げる事項を記載した事業計画軽微事項変更届出書を所轄地方運輸局長に提出するものとする。

一  住所及び氏名
二  事業計画中変更した事項(新旧の事業計画(変更に係る部分に限る。)を明示すること。)
三  事業計画を変更した年月日
四  変更を必要とした理由

変更報告書の提出

<海上運送法施行規則第第二十八条>
法第三条第一項 の規定による許可を受けた一般旅客定期航路事業者,法第十九条の三第一項 の規定による許可を受けた特定旅客定期航路事業者又は法第二十一条第一項 の規定による許可を受けた旅客不定期航路事業者は,次に掲げる場合には,遅滞なく(第二号に掲げる場合(代表権を有しない役員に変更があつた場合に限る。)には,前年七月一日から六月三十日までの期間に係る変更について毎年七月三十一日までに),変更報告書(第三号様式による。)を当該許可に係る事業についての所轄地方運輸局長に提出するものとする。

一  氏名若しくは名称又は住所に変更があつた場合
二  法人の役員に変更があつた場合
三  特定旅客定期航路事業について,運送の需要者の氏名若しくは名称又は住所に変更があつた場合

2  前項第二号に掲げる場合において提出する報告書には,新たに役員となつた者が法第五条第一号 及び第二号 (法第十九条の三第二項 及び法第二十一条第二項 において準用する場合を含む。)に該当しない旨の宣誓書を添付するものとする。
3  法第二十九条の二第一項 の規定により届出を行つた不定期航路事業を営む者又は外国の船舶運航事業者は,その主たる事務所若しくは営業所(外国の船舶運航事業者にあつては,その主たる事務所若しくは国内における営業所若しくは代理店)の所在地又は氏名(法人にあつてはその名称若しくは代表者の氏名)に変更があつた場合には,遅滞なく,変更報告書(第三号様式による。)を国土交通大臣に提出するものとする。


認可・届出を怠った場合の罰則

認可を受けずに事業計画を変更した場合は,100万円以下の罰金,届出を怠った場合や虚偽の届出を怠った場合は50万円以下の過料に処する旨の規定もあります。

既に不定期航路事業の許可を持っておられる事業者さまは十分注意が必要です。




内航一般不定期航路事業

「内航一般不定期航路事業」とは,旅客不定期航路許可事業(旅客船(旅客定員13名以上))を除いたものをいいます。

内航一般不定期航路事業を始めるには,その事業の開始前に,登録を受けなければなりません。

※許可事業か登録事業かの境目が凄くわかりづらいのが,この法律の特徴です。
ざっくりと説明すると,下記のとおりとなります。

運航形態 それぞれ不定期(ダイヤの設定及び公示をしない
使用船舶 許可事業:旅客船(旅客定員13名以上)
登録事業:13名未満の非旅客船であれば,登録事業
13名以上でも,航路不定で,かつ,年に3日までであれば登録事業に該当。

■営業に漕ぎ着けるまでの要件

不定期航路届出事業者として運航ができるまでには2ヶ月程度を見る必要があります。書類作成・収集があります。
不定期航路届出事業者となる要件などは次のとおりです。

1.安全統括管理者を選任すること。下記要件全てに該当することが必要です。
1.事業運営上の重要な決定に参画する管理的地位にあること(役員・代表者など)
2.一般旅客定期航路事業の安全に関する業務の経験の期間が通算して三年以上である者又は地方運輸局長がこれと同等以上の能力を有すると認めた者であること
3.国土交通大臣より解任命令を受け,当該解任の日から二年を経過しない者でないこと
2.運航管理者を選任すること。下記要件全てに該当することが必要です。
1.次の枠内のイロハニのいずれかに該当すること(1つでOK)。
 船舶の運航の管理を行おうとする一般旅客定期航路事業に使用する旅客船のうち最大のものと同等以上の総トン数を有する旅客船に船長として三年又は甲板部の職員として五年以上乗り組んだ経験を有する者であること
 船舶の運航の管理を行おうとする一般旅客定期航路事業と同等以上の規模の旅客定期航路事業における船舶の運航の管理に関し三年以上の実務の経験を有する者であること。
 総トン数百トン未満の旅客船一隻のみを使用して一般旅客定期航路事業を営む者が選任する運航管理者にあつては,当該旅客船に船舶職員及び小型船舶操縦者法 の規定により船長として乗り組むことができる資格を有する者であること。
 一般旅客定期航路事業における船舶の運航の管理に関しイからハまでに掲げる者と同等以上の能力を有すると地方運輸局長が認めた者であること。
2.二十歳以上であること。
3.国土交通大臣より解任命令を受け,当該解任の日から二年を経過しない者でないこと

人的確保ができずに許可事業を断念する事業者が非常に多いです。
詳しくはご相談ください。


■無届出営業の罰則

「一年以下の懲役若しくは百五十万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する」とされています。

安全統括管理者&運航管理者の資格者証の取得要件等

資格の種類


安全統括管理者資格者証
総合安全統括管理者資格者証 大型船舶と小型船舶のいずれか又は両方を事業の用に供する事業者において、安全統括管理を担うことが可能
大型船舶安全統括管理者資格者証 大型船舶のみを事業の用に供する事業者において、安全統括管理を担うことが可能
小型船舶安全統括管理者資格者証 小型船舶のみを事業の用に供する事業者において、安全統括管理を担うことが可能


運航管理者資格者証
総合運航管理者資格者証 大型船舶と小型船舶について、運航管理を担うことが可能
大型船舶運航管理者資格者証 大型船舶について、運航管理を担うことが可能
小型船舶運航管理者資格者証 小型船舶について、運航管理を担うことが可能

要するに、これまでは割と簡単に開業ができたのですが、試験に合格しないといけなくなった点で、ハードルがかなり上がったと言えます。とはいえ、同じく事業を始めるのに資格が必要な業種である宅建業や旅行業の国家試験と比べて、そこまで難しい試験ではないと言えます。
(参考::宅地建物取引士は合格率15%程度)




令和8年度以降(既存業者は1年間の経過措置あり)の経験用件


安全統括管理者 運航管理者
船舶運航事業または内航海運業
運航管理者又は運航管理補助者としての業務その他の船舶の運航管理に関する業務


船長としての業務



 





船長又は乗組員としての業務 甲板員としての業務
ISMコードの管理責任者又は安全管理組織の要員としての業務 機関部又は無線部の職員としての業務
令和8年度より前の安全統括管理者としての業務 運航管理者又は運航管理補助者としての業務その他の船舶の運航管理に関する業務(令和8年度より前の経験含む)
船舶運航事業または内航海運業以外(遊漁船業等)
船長としての業務
※自家用船(自家用運航)は不可
※小型船舶安全統括管理者資格証に限る



船長としての業務
※自家用船(自家用運航)は不可
※小型船舶運航管理者資格証に限る




試験制度の創設に伴い、資格要件も厳格化されました。

これまでは、「船1隻で安全統括管理者・運航管理者が兼任」という要件で実務経験をスルーできていましたが、今本改正により1〜3年の実務経験が無いと安全統括管理者・運航管理者の資格者証の交付ができず、開業が難しくなりました。

ざっくり言うと、小型旅客船事業者の下で働くか、遊漁船業者の下で3年働くか、というところになります。
これから始めて開業される方は、外部から人を引っ張ってくるか、あるいは、まずは釣り船を開業して3年後の不定期航路事業等の登録を目指すか、というところになってくるかと思われます。

このあたりは最新情報等ありましたら、またホームページ上で公開できればと思います。


【受験体験記等】小型船舶安全統括管理者試験/小型船舶運航管理者試験


「2025.5.27受験時のレポート」です。これから受験する方は最新の情報を参照してください。
現時点で、まだ始まったばかりの国家資格で情報がまったくないため、こちらに記載しようと思います。
(数年経過後、情報がネット上に溢れ始めたら本記事は削除予定です)

受験のレポートについては、こちらをご参照ください







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